海外向け発信を始める前に知っておくべきこと。失敗しない設計と、実際に5万フォロワーを達成した方法

SNS発信

こんにちは、Pont Miyabiの吉澤です。

私たちは日本と海外をつなぐマーケティング支援を行っており、実際に英語圏クライアントのSNS運用で6ヶ月でオーガニックフォロワー5万人超・最大400万再生を達成してきました。

この記事では、海外向け発信を始めようとしている方に向けて、

  • なぜ「とりあえず英語で発信」が失敗するのか
  • 発信の前に何を決めるべきか
  • 2026年現在、どのプラットフォームが海外向けに有効か
  • 実際に伸びているアカウントの共通点

これらをお伝えします。

これから海外向けに発信を始めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。


1. 「とりあえず発信」が失敗する理由

海外向け発信でよくある失敗パターンがあります。

  • 日本語の投稿をそのまま英訳して投稿する
  • 複数のプラットフォームを同時に始めて、どれも中途半端になる
  • 映える写真を撮って投稿するだけで、数週間で燃え尽きる
  • 反応がないのですぐにやめてしまう

これらの失敗に共通しているのは「発信の設計がない」という点です。

プラットフォームの選び方でも、英語力の問題でもありません。

「誰に・何を・どう届けるか」を明確にする前に発信を始めてしまっているケースがほとんどです。

海外向け発信は、設計で9割以上が決まると言っても過言ではないです。


2. 発信を始める前に決めるべき3つのこと

① 誰に届けるか

「ヨーロッパ」とか「英語圏」とかのターゲットでは広すぎます。

アメリカ・イギリス・フランス・スペインでは、消費者行動も興味関心も使うSNSも全く異なります。

なのでまず市場やエリアを一つに絞ることをおすすめします。

「英語圏全体」を狙うより、「アメリカの25〜35歳の旅行好きな女性」のような具体的なターゲットを設定した方が、コンテンツが格段に作りやすくなります。

② どのプラットフォームを使うか

プラットフォームは「自分が馴染みのあるもの」ではなく、
「ターゲットが使うであろう」ツールを選ぶのが基本です。

最初は1〜2つに絞ることを強くおすすめします。

詳しくは次のセクションで解説します。

③ 何を発信するか

これが最も重要なポイントです。

SNS発信の基本は「価値提供」「共感」です。それ以外のよく分からないコンテンツだと、
いくら毎日投稿して一生懸命頑張っても、無駄足に終わります。

そして「日本人が面白いと思うもの」ではなく、「海外のユーザーが知りたい情報」を起点にコンテンツを設計する必要があります。

例えば、日本のスナックバーを英語で紹介する場合。

日本人向けなら「アットホームな環境で、ママさんと楽しくお酒を飲める」という切り口になります。

しかし英語圏のユーザーはママさんと会話はできないので、
「見知らぬ人と同じカウンターに座り、一期一会の会話や出会いを楽しむ、異国のバー」という切り口の方が刺さります。

そもそも英語圏では、見知らぬ人と横に座って会話を楽しんだり、カラオケを楽しむような空間がありません。なので日本ならではのユニークな体験として、かなりインパクトが強いです。

同じ場所でも、視点を変えるだけで反応が全く変わります。

私たちがインバウンド向けツアーのSNS運用を支援した際も、この「視点の転換」が6ヶ月5万フォロワー達成の核になっています。


3. プラットフォーム別の特徴と使い分け(2026年版)

Instagram/Tiktok

向いているコンテンツ: 日常・観光・ライフスタイル・ファッション・食文化・ユーモア系など

日本では1日に約700万件のInstagramストーリーが投稿されており、世界で2番目に高いエンゲージメントを誇ります。

2026年、InstagramはAIが生成したコンテンツよりも人間が作ったリアルなコンテンツを優先する方針を発表しました。

無理に見栄を張って完璧に作り込みすぎるよりも、リアルを届けたり、少し素人感がある物の方が伸びたりします。

またフォロワーが1000人を超えると、Tiktok Shop機能を使えるため
商品をアプリ内で直接販売することもできちゃいます。

参考にしたいアカウント:

Bayashi TV(@bayashi.tiktok) 料理ASMRで世界5,500万フォロワーを獲得。言語を一切使わないコンテンツ設計で、言語の壁を完全に超えている好例です。

Kyoko Ueda 英語ナレーション+日本語字幕で日本の旅スポットを発信。バイリンガル設計の参考になります。


YouTube

向いているコンテンツ: 旅・グルメ・文化紹介・情報系・Vlog

日本の観光・文化・ライフスタイルに興味を持つ海外ユーザーへのリーチに最も適しています。

また教育や情報系といった、かなり深い悩みを解決する事ができます。

登録者数が数千人ほどでも、商品やサービスをうまくPRして販売する事ができれば
数千万の売り上げを月に上げることも可能です。

ですが、InstagramやTiktokのショート動画とは違い、8~10分程度の長尺動画となるため
初期の構築や定期的に更新するハードルは上がります。

その分費用対効果も大きいのが特徴です。


LinkedIn

向いているコンテンツ: ビジネス知見・業界インサイト・企業カルチャー・海外パートナー開拓

LinkedInの日本国内での利用率はわずか3%程度と、なかなか使っている人が少ないアプリではありますが、海外のビジネスパーソンとの接点を作る場としては、世界で最も有効なプラットフォームです。

日本だとFacebookで経営者とつながっている方が多いですが、海外では基本LinkedInです。

しかも日本人で発信を行っている方はほとんどいなく、かなりブルーオーシャンです。


4. 海外ユーザーに刺さるコンテンツ設計のポイント

ターゲットの言語に合わせる

英語圏のユーザーに狙う場合は、英語での情報発信、フランスやスペインをターゲットにするなら
フランス語、スペイン語など、しっかりと言語を分ける必要があります。

ただ少し幅を広げて、より動画やコンテンツをバズらせたいと思われる方も多いと思います。

そういった場合は、まずは「英語」でコンテンツを作るのが最適解です。

「言語」より「視点」を変える

海外向け発信で最初にやるべきことは、

「相手の視点でコンテンツを考えること」です。

どれだけ英語が流暢でも、日本人目線のコンテンツを英語に翻訳しただけでは海外ユーザーには刺さりません。

リアルさを大切にする

2026年のSNSで最も伸びているのは、作り込まれた広告コンテンツではなく、リアル感・親近感のある投稿です。

Behind the scenes(動画撮影の裏側)や日常の1コマ、失敗談や試行錯誤などといった「人間らしさ」が見えるコンテンツが、海外でも国内でも強いエンゲージメントを生んでいます。

競合の分析を忘れずに

一番大切なのは、伸びている競合の動画の分析です。

実際に同じジャンルや似たようなジャンルで、急激にバズっている動画やアカウントはマストでチェックしましょう。

なぜこの動画がバズっているのか、どんなスクリプトを使っているのか、どんなビジュアルや編集か
などありとあらゆる観点で分析をして、取り込める部分は積極的に参考にしましょう!


5. AIを使った海外向け発信の効率化

英語でのコンテンツ制作は、生成AIを活用することで大幅に効率化できます。

活用できる場面:

  • 競合アカウントのリサーチ・分析
  • 投稿の企画やスケジューリング
  • コメントへの返信文作成
  • 投稿の分析など

多くのシーンでAIを使う事ができます。ただ完全にAIに自動化するのはオススメしません。

ユーザーが「これAIっぽいな」と感じた瞬間に離れていってしまうからです。

また大前提、SNSやマーケティングの知識や経験がないとAIに踊らされるだけで、結局は長く続きません。AIの使い方にも是非とも気をつけてくださいね。


6. よくある失敗パターン3つ

失敗①:複数のプラットフォームを同時に始める

Instagram・TikTok・YouTube・LinkedInを同時に始めると、どれも中途半端になります。

最初の3〜6ヶ月は1つに集中して成功パターンを確立してから、横展開する方が圧倒的に効果的です。

失敗②:フォロワー数ばかりを追いかける

フォロワー数を追いかけすぎると、「バズりそうなコンテンツ」ばかりを作るようになり、アカウントの軸がぶれます。

最初の3ヶ月はエンゲージメント率(コメント・保存・シェア)を、長期的には商品orサービスの購入数をKPIに設定する方が、ビジネスとして使えるアカウントになります。

失敗③:続けられないペースで始める

週5投稿を目標にして3週間で燃え尽きるより、週2投稿を1年続ける方が圧倒的に成果が出ます。

継続できるペースを設計することが、海外向け発信において最も重要なことの一つです。


おわりに

海外向け発信で結果を出しているアカウントに共通しているのは、発信量ではなく「設計の質」です。

誰に届けるのか、その人が何を見たいのか、どのプラットフォームで届けるのか。

この3つを定めることが、発信において重要となります。

Pont Miyabiでは、海外向けのSNS運用・コンテンツ制作・ローカライゼーションをトータルでサポートしています。「どこから手をつければいいか分からない」という段階からでも、ぜひ一度ご相談ください。

海外ビジネスにおける発信戦略については、

日本人が海外ビジネスで最初にぶつかる3つの壁と、その乗り越え方」もあわせてご覧ください。


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