Instagram広告を海外向けに出す方法。インバウンド・越境EC別の実践ポイント

SNS発信

こんにちは、Pont Miyabiの吉澤です。

「海外向けにInstagram広告を出したいが、何から始めればいいか分からない」

こういった相談をよく受けます。

インバウンド集客なのか、海外への商品販売(越境EC)なのかで目的は違いますが、実は広告の始め方やターゲティングの考え方にはかなり共通する部分があります。

そこでこの記事では、海外向けInstagram広告の実践的なやり方をお伝えします。

1. 広告の始め方:2つの方法

Instagram広告には大きく2つの始め方があります。

アプリ内広告(投稿を宣伝)

いつも通り投稿したあと、「投稿を宣伝」ボタンをタップするだけで広告設定が始まります。
スマホだけで完結し、数分で配信をスタートできます。

難しい設定なしで、海外ユーザーへのリーチを試すことができるため、初めて広告を出す方は、まずこちらから試すことがおすすめです。

Meta広告マネージャー

アプリ内広告に慣れてきたら、Meta広告マネージャーへのステップアップがおすすめです。

Meta広告マネージャー:https://ja-jp.facebook.com/login/?next=https%3A%2F%2Fja-jp.facebook.com%2Fbusiness%2Ftools%2Fads-manager%2Fget-started

広告マネージャーでは、ユーザーの購入や問い合わせまでの詳細な動きを追える「コンバージョントラッキング」や、国別に成果を比較できる機能があり、広告の効果をより最大化することができます。

初期設定にFacebookビジネスマネージャーの登録などの、操作方法に慣れるまでに一定手間がかかりますが、アプリ内広告に比べると、かなりの高度な設定ができます。


2. ターゲティング・オーディエンス設定

ここからが、この記事での一番重要なポイントです。

最初は国を絞りすぎない

海外向け広告を初めて配信するときは、最初から国を絞り込みすぎない方が無難です。
(もし既に成果などが出ていて、国ごとの興味関心がデータとして取れている場合は除きます)

Metaの配信システムは自動で効果の高い層に予算を振り分けてくれるので、意外な国から反応があることも珍しくありません。

我々のサポートさせていただいた企業さんは、英語でインバウンド向けにツアーを展開していたので、英語が母国語の国のみに最初は絞ろうと考えておりましたが、データを見てみると「シンガポール」や「インドネシア」などの東南アジアからの反響も意外と高かったです。

ですので、最初の段階ではまずは広めに配信して、どこからの反応が良いかをデータで見てから絞り込む方が、失敗しにくいと思います。

データが溜まってきたら、フォロワーや問い合わせの多い国をチェックして、次回以降は数カ国程度に重点配信すると成果が上がりやすくなります。

インバウンド向けの場合

訪日意向を持つ層、旅行系のトピックに興味関心がある層をターゲットにします。年齢は20代後半〜40代あたりが旅行への意欲・購買力ともにバランスが良い印象です。

「日本文化」「旅行」「体験型アクティビティ」といった興味関心をオーディエンス設定に組み込むと、より意図に近いユーザーに届きます。

越境ECの場合

商品のコンセプトや内容にフィットする年齢層を意識します。ファッション・ライフスタイル・コスメなど、商品カテゴリに近い興味関心を持つユーザーを狙うのが良いでしょう。

言語設定も忘れずに

広告文の言語は、配信する国に合わせるのが基本です。英語で行う場合は、文章も全て英語に統一しましょう。Meta広告マネージャーには「多言語オプション」という機能があり、1つのキャンペーンで複数言語の広告を同時に管理できます。なので、複数の国に配信する場合はぜひ活用してください。


3. オーガニックで伸びたコンテンツを広告化する

多くの人が見落としがちですが、個人的にはこれが一番効率のいいやり方だと思っています。

理由は、ゼロから広告用のクリエイティブを作る必要がないからです。

すでにオーガニック投稿として出しているコンテンツの中で、再生数や、保存数、コメント数が多かったものを、そのまま広告として配信するんです。

すでにユーザーから「興味関心がある」と証明されているコンテンツなので、広告用に新しく作ったクリエイティブより、無駄打ちが減ります。

インバウンド向けにInstagramを運用してきた中でも、オーガニックで伸びた投稿をそのまま広告に回すと、初速から反応が良いケースが多かったです。

まだオーガニック運用を始めていない方は、先に小規模でも投稿を続けてみて、反応の良かったものを広告に転用する流れをおすすめします。


4. クリエイティブで意識すべきこと

広告のクリエイティブでも、オーガニック投稿と考え方は変わりません。

「商品やサービスの紹介」ではなく、「相手の困りごとを解決する」視点で作ることです。

インバウンド向けであれば、「このお店はこんなに素晴らしいです」ではなく、「日本の夏の暑さに困っている旅行者にとって、この場所が最高の避難先になる」という切り口。

越境ECであれば、「この商品はこんな特徴があります」ではなく、「こんな悩みを持つ人にとってこの商品がどう役立つか」という切り口です。

最初の1〜2秒で目を引くフックも重要です。広告はスクロールされる中で一瞬で判断されるので、冒頭でどれだけ興味を引けるかが結果を左右します。


5. 予算感と注意点

Instagram公式は「1日1,000円以上×3日間以上」の広告設定を推奨しています。
ただ、これはあくまで目安です。

まずは少額(1日数千円)から始めて、反応を見ながら予算を増やしていくのがおすすめです。また、設定した予算の上限に達すると自動で配信が止まるため、想定以上に広告費が増える心配もありません。

注意点として、ターゲットエリアを絞らずに配信すると、予算をあっという間に消化してしまうことがあります。特に複数国に同時配信する場合は、最初はエリアを広めに設定しつつ、予算の消化スピードをこまめにチェックすることをおすすめします。


おわりに

Instagram広告を海外向けに出すときのポイントは、いきなり完璧を目指さないことです。

まずは少額のアプリ内広告から試して、反応の良い国・オーガニックで伸びたコンテンツが見えてきたら、それを軸に広告を育てていく。この順番が、結果的に一番早く成果につながると感じています。

Pont Miyabiでは、海外向けのSNS運用・広告運用・コンテンツ制作をトータルでサポートしています。「何から始めればいいか分からない」という段階からでも、ぜひ一度ご相談ください。

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