海外向けにLinkedInで情報発信をしたい。でも、「英語力に自信がない」「フォロワーが増えるイメージが湧かない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、私自身も半年前まではLinkedInのフォロワーはほぼゼロでした。
こんにちは、Pont Miyabiの吉澤です。
LinkedInで海外向けの発信を始めて6ヶ月。オーガニックのみで0から1,000フォロワーを達成し、1投稿で30万インプレッションを記録しました。最近では、週平均10万程度のインプレッションを継続的に獲得しています。
しかし、成果があったのは数字だけではありません。投稿をきっかけに世界中の人とつながり、ビジネスパートナーが見つかったり、新たなクライアントを紹介していただく機会も増えました。
もちろん、最初から順調だったわけではありません。伸びない投稿を何度も経験し、効果が薄かった施策もたくさんありました。その一方で、ある考え方や投稿の型を取り入れたことで、反応が大きく変わり始めました。
この記事では、海外向けにLinkedIn発信を始めたい方に向けて、
・実際にやって効果が薄かったこと
・成長の転換点になった考え方
・30万インプレッションを生んだ投稿の共通点
・再現性のある「伸びる投稿の型」
を、実体験をもとに包み隠さずご紹介します。
これから海外市場に挑戦したい方や、LinkedInをビジネスにつなげたい方の参考になれば幸いです。
1. なぜ今LinkedInで海外向けに発信するべきなのか

LinkedInは、世界13億人以上が利用するビジネス特化型のSNSです。日本国内のユーザー数も500万人を超えていますが、実際に継続的に情報発信をしている日本人はまだ多くありません。
だからこそ、今は大きなチャンスがあると感じています。
最大の魅力は、海外のビジネスオーナーや経営者、マーケター、投資家などと、直接つながる機会を作れることです。
InstagramやTikTokは、どちらかというと消費者向け(BtoC)のコンテンツが中心です。一方、LinkedInは「ビジネスのためのソーシャルメディア」として利用されているため、初対面でも自然に仕事の話が始まり、新たなビジネスチャンスにつながることが珍しくありません。
私自身も、LinkedInでの発信を通じて海外のビジネスパートナーと出会ったり、DM経由でクライアントを紹介していただいたりと、多くの機会を得ることができました。
単にフォロワーを増やすためのSNSではなく、「海外とのビジネスを生み出すプラットフォーム」。それが、私がLinkedInをおすすめする一番の理由です。
2. 最初はなかなか数字が出ない

正直な話、最初から上手くいったわけではありませんでした。
LinkedInを始めた最初の1〜2ヶ月は、「他の人の投稿にコメントする」「いいねをする」「引用投稿をする」といったエンゲージメント活動に多くの時間を使っていました。
SNS運用では、「まずは積極的に交流することが大切」とよく言われますし、私自身もそれが成長への近道だと考えていたからです。
ですが、なかなか結果には繋がらなかったです。
そこで気づいたのが、LinkedInはXとは少し性質が違うということです。
Xでは、フォローやリプライ、いいねなどのアクティビティが認知拡大につながりやすい印象があります。一方、LinkedInでは、それ以上に「投稿そのものの価値」が初動の反応を大きく左右しているように感じました。
極端に言えば、たくさんコメント回りをしなくても、コンテンツが良ければ自然と多くの人に届く。
一方で、どれだけ交流を増やしても、投稿に魅力がなければ伸びにくい。
これはあくまで私自身の経験ですが、その後さまざまな検証を重ねる中で、「交流回数を増やすこと」よりも、「読まれるコンテンツを作ること」に時間を使う方が、結果として大きな成果につながると実感しました。
そして、この気づきが、LinkedIn運用における大事なターニングポイントとなりました。

3. 転換点:価値のある投稿に集中する
そこで、コメントなどに使っていた時間を、「投稿の質を高めること」に振り切ることにしました。
意識したのは、単に情報を発信するのではなく、
「これは知らなかった」
「自分はこう思う」
「この話についてもっと知りたい」
と、読んだ人が何かしらの反応をしたくなる投稿を作ることです。
すると、少しずつインプレッションが伸び始めました。
そして、インプレッションが増えると、自然とコメントも増えていきます。
そうするとコメント欄には、読者が本当に知りたいことや考えさせられることが詰まっています。
その反応を参考に次の投稿を作り、さらにフィードバックを得る。このサイクルが回り始めてから、アカウントの成長スピードは一気に加速しました。
同時に、投稿頻度も見直しました。
最初の1〜2ヶ月は週1回程度の更新でしたが、現在は最低でも週3回を目安に投稿しています。
もちろん、ただ数を増やせば良いというわけではありません。しかし、質の高い投稿を継続することで、フィードに表示される機会が増え、コメントから学び、次の投稿に活かすサイクルをより早く回せるようになりました。
4. 伸びる投稿の型
実際にやってみて、特に反応が良かった投稿の型を3つ紹介します。
比較系
「日本とヨーロッパの働き方の違い」のように、
2つの異なる文化・仕組み・考え方を比較する投稿です。
比較は読者にとって理解しやすく、「自分はどちらの考えに近いか」を考えさせる構造を持っています。なので自然とコメント数が増えていきます。
専門的な洞察
自分の経験や専門分野から得た知見を共有する投稿です。海外向けのビジネス支援、SNS運用、多言語マーケティングなど、自分が実際にやっていることから得た学びは、他の人には書けない価値があります。
議論を生む投稿
ある人は「これは良い」と感じ、別の人は「いや、それは違う」と反論したくなる。そういう賛否が分かれる構造を持った投稿は、コメント数が大きく増えます。
例えば「日本の働き方の良い点」というテーマ。ある人にとっては「確かにそうだ」と感じる内容でも、別の人にとっては「いや、それは時代遅れだ」と反論したくなる。この構造がコメントを生み、結果としてアルゴリズムに評価されます。
5. ネタの見つけ方

「毎回何を発信すればいいか分からない」という悩みは、尽きないかとおもます。
そこで私が意識しているのは、普段の会話や日常生活で常にアンテナを張っておくことです。
誰かと話していて「これ、コンテンツにしたら面白そう」と思った瞬間や、Googleで何かを調べたとき、AIに質問したときに、ふと浮かんだインスピレーション。そういう瞬間をその場でメモに残しておきます。
もうひとつは、他の人のLinkedIn投稿を見るときの視点です。「これは参考になった」で終わらせるのではなく、「自分ならこのテーマでどんな投稿ができるか」という視点で毎回見るようにしています。これを続けると、ネタ切れすることがほとんどなくなります。
6. 発信から生まれた実際の成果

数字だけでなく、発信を通じて実際に生まれたビジネスの機会についても最後に触れておきます。
投稿を続けていく中で、多くの方にDMで連絡をいただく機会が増えました。その中から、ビジネスパートナーになった方や、クライアントを紹介してもらえたケースが何度もあります。
これがLinkedInの最大の価値だと感じています。フォロワー数やインプレッション数は分かりやすい指標ですが、最終的に重要なのは、そこからどんな人とつながり、どんな機会が生まれるかです。海外のビジネスオーナーと自然な形で接点が持てるプラットフォームは、他にはなかなかありません。
7. 続けるための仕組み
継続するための工夫として、
週1回・30分でその週の投稿をまとめてストックする時間を作っています。
その場で考えながら書くと時間がかかりすぎますが、事前にネタをメモしておき、まとめて執筆する時間を確保することで、週3回の投稿も無理なく継続できています。
8. どんなテーマで始めればいいか
これからLinkedInで発信を始めようと思っている方に向けて、テーマ選びについても触れておきます。
日本でLinkedInを活用している人は、HR系の方や外資系企業のマーケターが多い印象です。そういった方であれば、自分の専門領域における日本と海外の違いを発信するのが、最も始めやすいテーマだと思います。
HRやマーケティングの仕組み・文化は、日本とヨーロッパ・アメリカで大きく異なります。その違いを発信するだけで、十分にユニークなコンテンツになります。
ただ、テーマ以前に絶対に大事なことがあります。最初にゴールを決めることです。
フォロワーを増やすことが目的なのか、海外のクライアントと繋がることが目的なのか、ご自身のビジネスの一環なのか。ゴールがないまま発信を始めると、続かないし、何を発信すればいいかもブレてしまいます。
おわりに
LinkedInでの海外向け発信は、他のSNSとは違う独自の価値があります。
コンテンツの質が正面から評価され、ビジネスパーソンと直接つながれる場所です。
(結構フェアなゲームなど思います)
エンゲージメント活動よりも、まず価値のある投稿を作ること。継続しながらフィードバックを取り入れて改善すること。この2つが、結果につながる最短ルートだと感じています。
Pont Miyabiでは、海外向けのSNS運用・コンテンツ制作・ローカライゼーションをトータルでサポートしています。ぜひ一度ご相談ください。
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